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2006年11月21日オペ当日

2006/11/21

Tuesday

今日はオペ日、人工肛門増設術。

硬膜外麻酔の管を入れる時に、ビクッと反応してしまう。

オペが終わって目を覚めさせられると、息ができなくビックリあわてる。

リカバリー室へ移動。吐き気が強く辛かったので吐き気止めを使用。痛み止めも。とにかく寝る。上の写真はスイカのビーチボールで、オペ前の肺機能の向上とオペ後の回復の為に買わされます。

2006/11/22

Wednesday

個室へ移動。便(水分)が良く出る。まだ吐き気が収まらない。

2006/11/23

Thursday

すこぶる調子が良く、吐き気もなく、これなら2週間コースで帰れるなと思う。

朝から3分粥が始まる。その夜から便の出が悪くなる。まさか腸閉塞???焦る。

2006/11/24

Friday

朝方排便量を確認するとほとんど変わっていなく、腸閉塞の疑いが増すばかり。とにかく歩こうと病室を出て歩くが一向に変わらない。看護師さんを呼んで説明する。そしたら、腹が段々痛くなってきたー!!。痛みはどんどん強くなり、身動きが取れなくなり、大きな呻き声を上げてしまう程の痛みになった。「やっぱり腸閉塞だー!!!!」。主治医はまだ出勤していない。当直の先生が来てくれて、レントゲンとCTを撮る。主治医が出勤したので撮った画像で診断する。僕はあまりの痛さに意識がなくなるのを願った。ストマ周辺の腸が腫れていて、そこで便が詰まって居るのだろうとストマから管を入れて便を引こうとする。「これで」楽になるからと先生が言う。が、なぜか引けてこない。すぐ透視室へ行く事になり車椅子を持ってくるが、とても座れないので、頭を小刻みに振って拒否するのがもう精一杯。ストレッチャーで透視室へ向かい、透視しながら再度ストマに管を挿入。つっこまれる感覚は嫌だ。色々いじられ、便が出るようになったが痛みが全く引かない。「便が出れば楽になるんじゃなかったけ?」。病室へ戻る事になりエレベーターに乗る。エレベーターで先生が「これは石の痛みじゃないの?」、「尿管結石と言われた事はない?」と聞いてきた。ある!声を振り絞って「ううっ、17才位の時に言われました」と言うと、先生が「ここ痛くない?」と脇腹の背中側をさすられた。すると激痛が「うがあああ〜〜いでええええ〜〜」走った。先生は「石だ!」と確信した様子だった。

病室へ着き、強い痛み止めを打ってもい楽になる。先生は石だから出ちゃえば楽なになるよと言い、石の出待ちとなった。

2006/11/27

Monday

あれから大分痛みは引いて楽になっていた。

その夜、オシッコがしたくなって目が覚め、体を起こすと下腹部が段々痛くなってくる。叫ぶ程ではないが相当痛い。看護師さんを呼ぼうか迷ったが取り敢えず小便だ。腹を押さえながらトイレへ行った。病室へ戻ってから徐々に痛みが収まってきた。一体なんだったんだろう?今の出来事を看護師さんに伝えた。

それからと云うもの、オシッコが溜まると膀胱辺りが痛くなり、出すと楽になるのを繰り返した。オシッコは沢山溜まる訳ではなかった。

気になる…凄く気になる…。

それから落ち着いた頃に泌尿器科で診察を受けたら、先生はCTに医師なんて写ってないよと言った。それに両脇腹が同時にいたくなるのは、まず尿管結石ではないよ、もし両方の尿管に石が詰まったらオシッコが出なくなるからとも言った。じゃあ何なんですかと聞いたら、分からないと言う。色々聞いても結果的に分からないらしい。

一体あの痛みは何だったのか一抹の不安が残る。出もきっと大丈夫だろう。

2006/11/30

Thursday

この日のAM3:00、痛みで目が覚める。胃の辺りが痛い!苦しい!すぐに先生を呼んでもらい、痛み止めを打つが効かない。さらに色々な痛み止めを打つが全てスルーしてしまう。気持ち悪くなり2回程嘔吐してしまう。これこそきっと腸閉塞だろうと思った。しばらく痛みと苦しみの時間が続いた。

それからどうなったっけ?落ち着いたんだったかな?次ぎに覚えているのはその日のPM3:00だった。今まで一番の激痛に襲われた。痛みってもんじゃない。槍で腹を突き刺され、貫通したような激痛で、叫びまくってのたうち回った。尋常じゃない痛み方にリカバリー室へ運ばれ、医師達や看護師達がゾロゾロと集まってきた。叫ぶの図

病棟中は叫び声で騒然としている。叫びながらCT室へ運ばれ、その前に打った痛み止めが効いたのか、CTの中に入っている間うまく検査ができた。そしたらなんと原因が分かってお腹に膿が溜まって腹膜炎を起こしているという事だった。先生がこれから「膿を抜きます。これで楽になります。」といわれたが、また別のCT室に運ばれCTの中に入れようとされた。若干効いていた痛み止め効果が無くなり、叫びのたうち回ってしまうのでCTどころじゃない。それでもCTはあの機械的音声で、「はい息を吸ってー、吐いてー、そこで息を止め」「ぐああああああ〜〜」CTを掴んだりしてとても無理。そしたら先生が「分かりました、眠らせますから」と言った。「何、眠らせる!?もっと早くやってぐれええ〜〜」と叫んだ。それから麻酔が来るまでの時間がもの凄く長く感じる。

「終わりましたよー」先生の声が聞こえた。気が付いたらリカバリー室にいた。目が覚め楽になっていた。だが体の麻酔が切れてくると、叫ぶ程ではないがお腹はまだまだ痛かった。

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