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2007.10.2[Tue] SALVAGE OPERATION 完了

◆SALVAGE OPERATION

サルベージ(Salvage Operation)とはつまり手術のやり直しの事です。

初めてオペをするのに比べて非常に高度な技術が必要とされるそうです。

まず手の入りにくい骨盤低であり内蔵や生殖器への神経が張り巡らされて、その神経を傷つけてしまい排尿障害等になる恐れがある事が挙げられます。もしJポーチを再建するなら新しい腸を下まで引っ張って来なければなりませんが、腸が長くてもその腸を取り巻く血管が下までおりて来なければ再建する事が出来ません。

永久人工肛門になる可能性がありますし、神経を傷つけたりしたら不可逆で元には戻りません。

僕としてはサルベージオペをするなら三重医大をお勧めします。

◆ある人のサルベージ予後

サルベージオペをされた方の1人で、その後の状態の1例として、ストマクローズをしてから原因不明の激しい腹痛に悩まされていたそうです。地元(三重ではない)の主治医は最終的に精神的なものではないのかと、その患者さんに対して判断するようになったそうです。

患者本人はいくら異常を訴えても、主治医はそういう姿勢で診るようになってしまったので、また三重医大で診てもらう事にしました。

検査をするとJポーチに炎症があるが、それよりも上の小腸のストマをクローズした所にも炎症があったとの事です。原因不明の腹痛はそこから生じていたようで、お腹の上から触ると、1番痛かったそうです。

観察的にはこのクローズ部分の炎症が初めに起きてから、Jポーチにも波及したようだとの話でした。

このストマクローズ部分の炎症も回腸嚢炎と診断されるようです。

治療は乳酸菌を積極的に摂ったりと、いわゆるプロバイオティクスを活用した治療法で、それでダメならペンタサ、それでもダメなら抗生物質、抗生物質は余程じゃないと使用しないようです。これでダメならステロイドしかありませんでしょうか。

2007/8/20 Monday

あれから、そのある人のサルベージ予後ですが、良くなりきれずまた悪化してしまったようで現在も入院しています。治療はプロバイオティクス+抗生物質+ペンタサで快方に向かって行ってたんですが、今はステロイドを使用しているようです。

人よりも少し免疫力が弱い方なので、それが影響しているのかも知れません。

2007/9/25 Tuesday

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