◆入院
No'02
とりあえず症状を全部伝え採血をして『じゃあ次は肛門に指を入れるから』(えっ肛門科でも入れなかったのに)と恐怖におののきながらも下半身を出しすっかり縮み上がってるのを(ナニが)確認しながらベッドにお尻を突出し、これって初体験とアホなことを考える間もなく『ズボッ』と先生にお尻のバージンを奪われてしまった。
診察は終わったが採血の結果にまだ時間がかかるそうなのでいったん病院を出て2時間くらい時間をつぶし病院に戻り、まず先生の一言目が『あんた死ぬよ』といわれた。
どうもヘモグロビン値(血液中の鉄分の値)が5.0以下(正常値が12〜16g/dl)になっていたらしく『即入院です。すぐに輸血のをしますっ』と言われ内心では「よっしゃ仕事が休めるでぃ」と喜んでいた。
早速入院仕度をし病室は2人部屋で隣がおじいちゃんらしいのだが部屋の真ん中がアコーディオンカーテンで仕切られているためどんな人かはよく分からなかった。が、次の日コーヒーを「飲むかい?」と聞いて入れてくれた普通のイイおじいちゃんだった。