潰瘍性大腸炎のみなさんへ回腸嚢炎

内科治療体験記

◆オペ終了後…

No'18

 目が覚めたのは集中治療室(ICU)だった。

 目の前には両親が居て、内科の婦長も居た。ICUなので看護師はもちろん両親もあの食品加工場か、衛生管理がキチッとしている所でお馴染みのキノコキャップ(勝手に命名)をかぶっていた。婦長は「痛みはもう無いかい」と聞いてきたので痛みは無かったから「無いです」と答えたが、よく考えてみるとオペは終わったばかりなのでまだ体は麻酔が効いてて痛みなど感じるわけが無い。後から聞いたのだが、婦長は外科から来たのでオペ後の人間の状態は知っているはずなのに何故あんな事を聞いたのか今疑問に思う。

 母親はとにかく良かった良かったと言っていた。この辺は正直うろ覚えです。

 麻酔は上から足の方へと徐々に切れていくが右足が、いや、左足?、いや右足が(多分)なかなか切れなくて、切れるまで1日以上かかった(はず)。

 麻酔が切れるとお腹の傷がかなり痛み、初めて味わう痛みに戸惑いながら喉に痞える痰を咳をして出そうとするがお腹が痛くて力が入らず、中途半端に咳をしてしまい、口の横に垂れてしまう。起き上がるのが辛くて寝たまま痰を出そうとするのでこういう事を何回も繰り返していて、「何とかならんのかよ」と思っていたがなんてことは無い、顔を横に向ければいいだけであった。なかなかそれに気付かずICUを出る間際になってようやく気付いた。

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