潰瘍性大腸炎のみなさんへ回腸嚢炎

内科治療体験記

◆レーズンパン・退院

No'08

 とにかく順調で約2ヶ月振りにお風呂も解禁になって浴室の鏡を見てビックリ!あのナイスバディー(!?)は見る影も無く骨と皮だけになっていた。47sだもの当たり前か。病室も6人部屋に移動となり病院内も自由にして動いても良くなった。

 ステロイドの影響で食欲が物凄く病院の食事だけじゃ物足りなくいつも食事の後、売店にいって食糧を買っていた。もちろん先生や看護婦さんに見つからないように…。

 当時お気に入りだったのは『レーズンブレッド』という(確か日糧)パンがお気に入りで、普通レーズンパンのレーズンの量は給食に出てくる豆パンの量と同じくらいで微々たる物なんだけど、その『レーズンブレッド』は違った!120円という値段に値する大きさ(たいして大きくない)に似合わない持ったときの重量感っ!直感的に思った『こいつはレーズンが一杯詰まっとる!』迷わず買って食べてみるが期待通りで、『おお!今時こんなにサービス感たっぷりのレーズンパンがあるんだっ!』と思った。だがそういうパンだけに倍率が高いらしくなかなか手に入らない。パンの配達のおっちゃんが来る朝に行って買うと病室まで戻る前に見つかる危険性が高い。昼になんか行ったら医師と看護婦だらけ。だから売店が閉まる午後7時の30分前行く。すると看護婦も医師もほとんど来ないのでゆっくり買えるがパンも売れて無くなっている…。運良く買えたら病室には戻らず外来の終わった待合所で(照明が消えて暗いからバレにくい)ゆっくりデザートタイム♪だけど売店で食い物を物色しているとたまに主治医が来たりするんです。そういうときに限って手にお菓子やら何やらと一杯持ってるんだよなぁ。あわてて持っている食い物をバンソウコウや箸などのある雑品コーナーに置いて雑誌コーナーに行ってツラッと本を読む。きっと何でこんな所にパンやお菓子があるんだ?と思ったお客さんも居るでしょう…『すんませんオレのです見つかりそうだったもんでとっさに置きましたっ』。そして主治医が居なくなるのを待つ(ふぅーっあぶない)。そのため1ヶ月ちょいで体重が56sと9sも増えていた。

 すこぶる順調でちょうど3ヶ月、平成11年3月6日に退院になりました(祝)。色々ご心配お掛けしまして申し訳ございませんでした。

 その時の薬の量はあまり覚えていませんが1日量でペンタサが9錠・整腸剤(粉)・胃薬・そしてプレドニンが15rだったかな?副作用は頭髪の脱毛でムーンフェイスはなりかけ、血液検査上はあまり問題なかったかな…

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