潰瘍性大腸炎のみなさんへ回腸嚢炎

内科治療体験記

◆トラブルトラブル

No'19

  とにかく管だらけ。

 鼻から、背中から、IVHから、胸空ドレン、腹部ドレン、ストマ用、尿管、計8本、今までで最高記録達成!

 変な癒着を防ぐため歩かにゃならんのに管を引きずって歩くのは大変だ。まずベッドから起きるのに、「こっちにこの管が有るからまずこの管を取って、これはかわせないからオレが移動して…」体力が無いのに歩く前に疲れてしまう。一人で歩くのは危険なので看護師さんにつかまって一緒にあるく。もし一人で歩こうものならきっと帰ってこれないだろう。歩いてる途中気が付いたが、何か下あごが下がって行く様な感じがする?何かなあと思っていたが次の日にはなんと、勝手に口が開き舌が勝手に出てくる様になってた。意識をすると何とか舌を引っ込め、口を閉じることが出来るが、気を抜くとまた口が開き舌がベローンと出てしまう。これには母親はビックリしてオレがおかしくなったと思いすぐ主治医を呼んだ。主治医は「緊急オペで栄養状態が悪かったためこういう事がおきるんです」と言うが、手術自体初めてだしましてこんなことが起きるから正直不安だった。だが数日したらちゃんと治った(焦ったよ)。

 それから少しずつ回復して来たが今度は激しい嘔吐に見舞われ、苦しい中でCT室に行きスキャンすると胃拡張になっていた。胃拡張の場合は胃内部の圧を下げるため鼻から太目の管を挿入するが、これがかなりキツイ!例えば胃カメラを鼻から飲む感じだ。普通に口から飲むのも辛いのに鼻からだからなあ・・・まあそれも管を挿入してから4日目くらいでだいぶ良くなりだした。

 そして平成12年12月24日に一時帰宅が出来るまで回復し年末年始には外泊できるようになっていた。

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